(2024.10.20開催)ミニ人物はにわづくりに挑戦!

更新日:2024年09月10日

ミニはにわづくりモデル

人物埴輪を作ってみよう

概要

山倉1号墳からは、多くの人物埴輪が見つかっています。

体全体を表現した埴輪(全身像)と上半身を表現した埴輪(半身像)に分けられ、その中でも、表現や持ち物、衣服などから、いろいろな種類の人物埴輪が並べられていたことがわかっています。

この人物埴輪をモチーフに、オリジナルの「人物埴輪」を作ってみませんか?

詳細

実施日時

10月20日(日曜日)

(午前)10:00〜12:00、(午後)13:30〜15:30

※午前午後とも2時間程度かかります。

定員

各回20名(先着順ではなく、事前申込制の抽選となります)

応募方法

9月29日(日曜日)までに下記専用フォームで申込んでください。

申し込みは、1回の応募で2名までとなります。
◎お申込フォームはこちら↓
https://logoform.jp/form/bqJz/712895

参加費

材料費500円(これ以外に、高校生以上が参加するには特別展観覧券が必要です)

※付き添いの方も、高校生以上の場合観覧券が必要です。

人物埴輪の種類

左から(全身像)冠帽2体、振分髪1体、筒袖1体、(半身像)島田髷3体、冠帽2体

山倉1号墳では、多くの人物埴輪が見つかっていますので、ご紹介します。

体全体を表現した埴輪(全身像)

体全体を表現した埴輪は、上半身を表現した埴輪よりも数が少なく、その差は社会的身分の差(階層性)を反映したものであったり、役割や動きの表現の都合上、全身像で制作されたものだと考えられています。

振分髪(ふりわけがみ)表現の人物埴輪

埴輪列で1体しか見つかっていない埴輪です。髪の毛を頭頂部から二方向にわけ、下げミズラが表現されています。また、腰には武器を携帯しています。

生出塚埴輪窯跡から見つかった、同じ振分髪表現の埴輪は、脚部に赤彩により鮮やかな模様が表現されています。

おそらく、この埴輪列の中心人物であると考えられています。

冠帽(かんぼう)表現の人物埴輪

2体みつかっており、顔には赤彩(せきさい)が残ります。冠帽と呼ばれる頭巾(ずきん)のようなものをかぶり、手には籠手(こて)が表現されています。また、2体のうち、よく観察してみると、1体は脚部側面に脚結(あゆい)と呼ばれる、衣服をひざ下で結んだ表現がされています。

筒袖(つつそで)表現の人物埴輪

2体みつかっています。服の袖(そで)が筒のようになっており、他の埴輪と違って手の表現はありません。頭には三角形の頭巾(ずきん)のようなものを被っています。よく観察してみると、沓(くつ)の表現がそれぞれで異なっています。

主に上半身を表現した埴輪(半身像)

島田髷(しまだまげ)表現の人物埴輪

髪を結った女性を表現した埴輪で、埴輪列中最大の4体みつかっています。顔には赤彩のあとが残ります。

冠帽表現の人物埴輪

2体みつかっており、全身像と同じく冠帽と呼ばれる頭巾を被っています。首飾りの表現や手が左右非対称である点が他の人物埴輪と違っています。

半身像(残っている部分が少ないもの)
振分髪表現の人物埴輪

1体みつかっていますが、右腕と下げミズラ、胴体から基台までしかみつかっていません。腰には武器を帯びています。

壺を戴く人物埴輪

1体みつかっていますが、右腕と頭部の一部のみです。頭の上には壺をのせています。

鍬を持つ人物埴輪

2体みつかっていますが、胴部から基台、頭頂部の一部や手の一部など、部分的にしか残っていません。腰には小刀をさし、鍬をもっていたようです。

この記事に関するお問い合わせ先

市原歴史博物館

〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地

電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133

メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp

開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始